面白企画実現係ヒゲのエンタメギルド

企画屋さんのヒゲが様々なエンタメ情報を集めたり発信したり応援したりするブログです

企画者のプロになるために必要な実践トレーニング方法

企画者のプロとして仕事をさせていただいているので、

企画者としてご飯を食べていきたい方に、
・どうやって能力を伸ばしたらいいか?
・何を実践したらいいか?
とよく聞かれます。

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ベテランのプランナー、ディレクターの方は
企画書をたくさん作れ!とか
逆企画書を作れ(ヒットしている商品を企画書に起こす練習)とおっしゃられます。

たしかにそれも大事だなーと思うのですが、
それって実際には作らない、世の中に出ないになってしまうので、PDCA(PLAN DO CHECK ACTION)が回らないんですよね。

そこでゲームプランナーに限らず、何かしらの企画者として仕事していきたい人におすすめしたいのは


ずばり「飲み会を企画しよう!幹事をしよう!」です。

・ペルソナ設定を参加者で行う


企画を考案するときに、
ペルソナを設定する
というのは大原則です。
これはゲームでも何の企画でも変わりません。

 

  \ \ ペルソナぁ!!!! / /

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ペルソナ、というのは元々はマーケティングの用語で、
その商品の想定ユーザーの性格、生活リズムなどを掘り下げて人格を想定することを言います。


どんなターゲットを想定するか、というのは、意外と難しいです。
しかし、飲み会を企画する場合、明確に「参加者」を意識することになります。
実際の人物でペルソナ作りを練習するのが一番実践的になります。

参加者の好きなもの、嫌いなもの、普段どういう飲み会をしているのか、
そういうことを明確に言語化してみましょう。

・価格設定、価値の創出


よくよく考えてみてください。
会社の飲み会、学校の飲み会、、
最低でもまぁ3000円くらいはしますよね。

3000円ってけっこうな金額なんです。
それを払ってもらうわけで、基本的に単純に飲むだけで楽しい、というのはあるんですが、
ここに企画者としての価値を乗せましょう。

先ほどのペルソナ分析で参加者の嗜好性などは把握できているはずです。

いつもの飲み会以上の価値を出せるように考えてみましょう。
如何に価値を出すか。
・飲み会の会場に価値を出す?
・サプライズを何か仕掛ける
・飲み会中の催し物を凝ってみる

様々な方法があるはずです!
恋人や友人に記念日のお祝いをするような感覚で考えましょう!
これぞユーザー思考の企画です。

 

・直接ユーザーからフィードバックがもらえる

企画を死ぬほど考えたら、しっかり企画書に起こしましょう。

そのうえで、どういう結果が返ってくるかを試考しましょう。
この時、個人的なお勧めは、
終わった後にインタビューした想定の内容を書き下ろしてみる、です。

ここで、こんな風に嬉しかった、こんな風に楽しかった
と言ってもらえるはずだ、というのを事前に考えておきます。


そのうえで、飲み会を実行しましょう。
飲み会をしながら、ターゲットのリアクションが目の前で返ってくるのが重要です。
事前にシミュレーションしたインタビューと照らし合わせて、
どういう結果になっているのかを、しっかり振り返れるのが、ユーザーが目の前にいるサービスの特徴です。

・ぶっちゃけ失敗してもいい


基本的に飲み会としての値段として最低限の体験はクリアできるので、
失敗しても大丈夫です。
そして、失敗しても本業には影響がありません。
本業の企画ではそういうわけにもいかないので、まさに練習として最適です。
多少の無理をしても、お酒の場なので、許される、ということもあります。

そして、練習と言いながら、実践として実際の場があるのが大きいです。

振り返りをしたうえで、次の飲み会の幹事も是非立候補しましょう。
基本的に飲み会の幹事は嫌がる人も多いので、喜んでもらえます。

振り返りした結果を存分に発揮してさらにいい飲み会を目指しましょう。

まさにPDCA(PLAN DO CHECK ACTION)が回ります。
実践的にこのサイクルを回すことができるのが飲み会の場なのです。

 

・まとめ

何人か、この記事を書くにあたって、会社の企画者とも話したのですが、
・飲み会の幹事がうまいやつは、総じて企画者として優秀
という結論にはほぼ相違がありませんでした。

飲み会の幹事は企画の実践の場であり、
これを本気で繰り返すことで企画者として断然レベルアップしていけます。

嘘だと思う??
まず実践してから言ってください!!w


ちなみに、私は会社では、マネージャーを務めており、
いわゆる課長くらいのポジションです。
部下は30人ほどいます。

が。


飲み会の幹事はあまり譲りませんw自らやってしまいます!!

こんな実践の場はないからです。
その繰り返しの結果、マネージャーをさせていただけるような信頼と実力を身に着けたという自負があります。

是非、飲み会の幹事を戦略的に行い、企画者としてのレベルアップをはかってください!!