【体験記】オリラジ中田敦彦さんのYouTube大学を生観覧した話
尋常ではないスピードで登録者を伸ばし、
昨年の動画市場を席捲したオリエンタルラジオの中田敦彦さん。
講義系YouTubeとして人気を博しています。
様々な動画を拝見させていただいて、めちゃくちゃ面白いし勉強になるし、
何よりも「あ、そういや知的好奇心を満たす勉強っておもろいんだな」
と再確認させてもらっています。
ヒゲの2020年のテーマの一つに「トークスキルを磨く」というのがあり、
これは是非爪の垢を煎じて飲まねば!!ということでさっそく中田さんのオンラインサロンへ加入。
入会者の特典であるYouTube収録の生観覧に行ってきました!!
■生ならではの迫力
目線や表情、声のトーンなどに細部まで気を遣われている印象でした。
これまで芸能人、タレントとして自分がどのように見られるかをずっと研究されてきたからでしょう、
無意識レベルで「見られる意識」が身についているんだなぁ、と。
YouTubeでどういう風に映るか、というのもあると思うのですが、
予想以上に生観覧者を意識されたコンテンツになっていました。
というのも、観覧車に目配せをしながら、理解度を把握してスピードのコントロールや、
エピソードの強弱を変えたり、とされているようでした。
本当に、塾で授業を聴いているような感覚です。
■YouTube大学の世界観、空気感の醸成
講義形式のYouTubeが目新しく、その点が受けている、という分析もあると思いますが、
観覧客を入れて、その場の空気を配信している、ということこそが重要だったのでは、という風に感じました。
YouTubeで観ていても語り掛けてもらえている空気感であったり、
しっかり分かっているかリアクションを見ながら進めてくれている印象を持ちます。
ご本人も、
「芸人としてデビューしたころにこういう顔が見える距離でやるライブハウスでやるのが好きだったんだよねぇ」
とおっしゃっていました。
顔が見える状態でリアクションを楽しみながら授業している、その空気こそが「中田敦彦のYouYube大学」成功の秘訣だったのかもしれません。
■たしかに思い当たる節がある
その昔、受験生の頃に東進衛星予備校というところに通っていました。
地方だったということもあり、質のいい授業を聴きたいと思ったときにビデオ授業ええやん!と思ったのと、
集中するほど妄想がトリップして人の話を聞かない癖があるので巻き戻せるの最高!という理由からでした。
様々な有名講師の授業がありましたが、2つパターンがあり、
・実際生徒がいる状態の授業を録画したもの
・動画撮影のみをしたもの
でした。
動画自体のクオリティとしては整っている動画撮影のみで行ったものなのですが、やはり身になる、入ってくるのは
前者の実際に生徒がいる状態の授業撮影
の方でした。
授業の目的が、理解させる、ということである以上、
講師が「理解しているかどうかを確認しながら進めていく」というのが重要なのでしょうし、
普段やっている方式で行う方が自然で聞きやすいものになるという側面もあると思います。
■コンテンツの特性による
ただし、これはコンテンツや演者の特性にもよるものでしょう
人によっては人を目の前にすると緊張してしまう、リアクションに合わせて言いたいこと言えなくなってしまう
ということもあるでしょう。
コンテンツも観覧がいないからこそハッチャケられるものや、画角を制限されずに自由に撮れたりします。
演者、コンテンツ、ターゲット。それを考えたときに戦略的に中田さんが選択したであろう生観覧は、
YouTubeにおいてはとても目新しくコンテンツ相性もあり大ヒットにつながったと感じられました。
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やはり現場に行く、というのはかなり発見があります。
今後も機会があれば、現場に行って肌で感じていきたいものですね。